「絶体絶命」をもじった「絶品絶命」――。大阪府豊中市にある履正社高校で、2年生の生徒たちが今年の社会の出来事を表す「創作四字熟語」に挑戦しました。昔からある四字熟語の漢字を変えたり、新しい4文字を考えたりして、その年の社会の様子を表現する授業です。
9月末に行われた「公共」の授業には、2年生約40人が参加しました。生徒たちはタブレット端末で漢字や今年のニュースを検索しながら、それぞれ言葉を作りました。16歳の葉山菜々子さんは、マクドナルドが一部の人気メニューの販売を終了すると発表したことから、「絶体絶命」をもじって「絶品絶命」という4文字を考えたといいます。また、プロ野球で阪神と巨人が優勝を争ったことから「半信半疑」をもじった「半神半巨」や、7月の熊本地震で全国から支援が集まったことから「百万一心」をもじった「全国一心」などのアイデアも出されました。
「創作四字熟語」は、大阪市にある住友生命保険が1990年に募集を始めました。2025年からは「学校応募の部」も設けられ、学校の授業でも活用されています。授業を受け持った木村駿介教諭(32)は、「生徒たちには身近な話題以外にも目を向けるきっかけにしてもらいたい」と話しました。
同校の2年生約380人全員の作品は、住友生命に応募されます。2025年には全国から約2万4000編の応募がありました。審査員は歌人の俵万智さんが務めており、年末に入選作品が発表される予定です。