プロ野球のオリックス・バファローズで日米通算250セーブを達成した平野佳寿投手(42)が現役を引退し、記者会見で21年間のプロ生活を振り返りました。今季最後の登板となったソフトバンク戦では、九回にマウンドへ上り、同じく今季限りで引退するソフトバンクの中村晃選手からフォークボールで空振り三振を奪い、現役最後の打者を抑えました。
平野投手は2006年にオリックスへ入団しました。当初は先発投手でしたが、プロ5年目の2010年に中継ぎ(リリーフ)へ転向したことが大きな転機となりました。記者会見で平野投手は「1軍にしがみつくには言われたことをやるしかなかった。先発への思いもあったが、すんなり受け入れられた」と当時を語りました。その後、2011年に最優秀中継ぎ投手、2014年に最多セーブのタイトルを獲得しました。
2018年からは米メジャーリーグ(MLB)で活躍し、2021年にオリックスへ復帰。通算87敗という悔しい経験も重ねながら、2023年には日米通算250セーブを達成しました。しかし、今年7月にけがが重なり「シンプルに戦力にならない」と感じて引退を決断したと説明しました。
引退セレモニーの挨拶では、野球をする子供たちに向けて「僕はいっぱい失敗をしてきました。球場に行くのも嫌だなと思うことはたくさんありましたが、最後に一歩前に出す勇気があったからここまで来られました。いっぱい失敗してください。その分いっぱい練習してください」とメッセージを送りました。