日本政府観光局が発表した推計によると、2026年8月に日本を訪れた外国人の数は、前年の同じ月とくらべて9.6%減って309万8900人でした。夏休みで旅行する人が多い時期でしたが、全体の人数は減少しました。
主な原因は、中国からの旅行者が大きく減ったことです。去年11月、高市早苗首相が「台湾有事」について発言したことを受けて、中国政府は国民に日本への渡航を控えるよう求めました。その影響が続いており、8月に中国から日本へ来た人は41万8000人で、前年より59.0%減りました。前年を下回るのは9か月連続です。
一方、ほかの国や地域からの観光客は増えています。韓国からは85万500人(28.7%増)、台湾からは66万6000人(7.3%増)、アメリカからは19万7400人(1.5%増)でした。韓国やマレーシア、メキシコなど14の国と地域で8月として過去最高を記録し、イタリアとスペインは1か月全体の人数でも過去最多になりました。
今年1月から8月までの累計では、訪日外国人の数は2762万6300人で、前年同期と比べて2.7%減っています。中国からの観光客の低迷がこのまま続けば、過去最多だった2025年の4268万3600人を下回る可能性があります。