2011年9月の紀伊半島豪雨では、奈良県内の森林のおよそ612ヘクタールが崩壊し、およそ15万立方メートルもの大量の流木が川へ流れ出しました。この被害をきっかけに、奈良県では山の手入れ不足という課題に向き合い、森林管理を専門に担う人材の育成を進めています。
〜をきっかけに= 以……為契機;藉由……的機會〜に向き合う= 直面、面對(課題或問題)
県森林環境課によると、豪雨による崩壊面積は県全体の森林面積(24万4570ヘクタール)の0.25%に相当し、特に十津川村で302ヘクタール、五條市で101ヘクタールにおよびました。流出したおよそ15万立方メートルの流木は、2010年の県内の年間木材生産量(14万3000立方メートル)の約1年分にあたります。被災から約1週間後に現地に入った福谷健夫副知事は、ダム周辺の水面を大量の流木が覆っていた当時の光景を振り返っています。
〜に相当する= 相當於;折合〜におよぶ= 長達、廣達、多達
このような被害を受けて奈良県は森林管理のあり方を見直し、この分野の専門家を養成するため、スイスの制度を参考にした林業大学校「県フォレスターアカデミー」を開校しました。同校では、森林の適切な保全や管理を担う専門職「フォレスター」の育成を進めています。
〜を参考にする= 參考、以……為參考
開校から6年目を迎え、これまでに計72人が卒業しました。卒業生の多くは県内の自治体や森林組合などで、森林環境の保全に取り組んでいます。
〜に取り組む= 致力於、積極處理