宇宙が謎のエネルギーによって加速しながら膨張しているという現代宇宙論の前提に、疑問を投げかける研究結果が発表されました。爆発する星の観測データを再分析したところ、宇宙全体の膨張は加速するどころかむしろ減速している可能性が示されました。
〜に疑問を投げかける= 對…提出質疑〜どころか= 非但不…反而… / 別說…連…
宇宙の膨張スピードを調べる際には、白色矮星の爆発である「Ia型超新星」の明るさと、光の波長が伸びる「赤方偏移」から距離を推定する方法が用いられます。スビル・サーカー名誉教授らのチームは、爆発前の星の年齢が若い銀河ほど超新星が暗くなる傾向に着目しました。本来は暗い超新星を実際より明るいと仮定すると距離を過大に見積もってしまうため、1550個の超新星データを星の年齢に応じて補正しました。その結果、全方向で共通する膨張傾向は「減速」を示し、特定の方向で見られる加速は地球や銀河自体の移動による影響である可能性が浮かび上がりました。
〜ほど= 越…就越…〜に応じて= 根據… / 隨…而…
一方で、この研究結果にはほかの研究者から異論も出されています。サウサンプトン大学のフィル・ワイズマン氏らは、従来行われている銀河の質量などに基づく明るさの補正を行えば星の年齢との関係は消え、加速膨張の証拠は揺らがないと主張しています。サーカー氏らも議論が続いていることを認めつつ、今後の大型天文台による大量の観測データでさらなる検証を進める方針です。
〜つつ= 一方面…(同時…)