宮城県気仙沼市で東日本大震災に遭い、自宅を失った小野寺徳茂さん(74歳)と妻の恵子さん(73歳)は、移住先の栗原市で民泊「やまざき」を営んでいます。海から離れた豊かな自然に囲まれたこの宿では、第二の人生を楽しみながら、訪れる客に命の大切さを伝えています。
〜に遭う= 遭遇、遇到(災難或不幸的事)
「やまざき」では、まき割りや野菜の収穫といった自然体験ができるほか、宿泊客と一緒にピザを焼いて食事を楽しむことができます。徳茂さんは「お金をもうける宿ではなく、人とのつながりを作る『人もうけの宿』でありたい」と話し、温かいおもてなしで宿泊客を迎えています。
〜ができるほか= 除了能……之外,還可以……
宿の大きな特徴の一つが、食事の時間に行われる「防災談義」です。徳茂さんは震災当時、気仙沼市の小学校で校長を務めていました。大きな地震のあと、保護者が児童を迎えに来る混乱した状況の中で、児童の安全を守るために学校の隣にある高台へ避難させるという厳しい決断をしました。
〜を務める= 擔任、勝任(某種職務或角色)
小野寺さん夫妻は、いざというときにどこへ逃げるかや誰と一緒に避難するかなどをあらかじめ家族で話し合っておく大切さを伝えています。震災から時間が経っても経験を語り続けることが未来の命を救うと信じ、日常の中で防災意識を持つことの重要性を発信しています。
いざというとき= 緊急時刻、萬一的時候