経済の浮き沈みを緩和するうえで、家計の消費や企業の価格設定はどう影響するのか。将来を見据えたミクロな経済主体の行動を考慮し、危機に強い政策の理論を確立したアメリカの研究者2人に、ノーベル経済学賞が贈られることになりました。
〜うえで= 「〜をする過程で」「〜の目的を達成するにあたって」という意味を表します。〜を見据える= 先の状況や将来の成り行きをしっかりと視野に入れて考えることを表します。〜ことになる= 決定事項や確定した事実を、客観的な成り行きとして伝えるニュース表現です。
スウェーデン王立科学アカデミーは12日、2026年のノーベル経済学賞を、アメリカのスタンフォード大学のロバート・ホール教授(83)と、コロンビア大学のマイケル・ウッドフォード教授に授与すると発表しました。受賞の理由は「マクロ経済の安定化に関するミクロ経済学的基盤」です。
〜に関する= 「〜についての」という意味で、後ろの名詞を修飾する硬い表現です。
両氏は、従来の理論では欠けていた、家計の消費や企業の価格設定という視点に着目しました。ミクロな経済主体の将来を見据えた行動を考慮に入れ、新しい経済理論を確立しました。
〜に着目する= 特定の点や視点に特に注意を向けることを表します。〜を考慮に入れる= 判断や計画を立てる際に、その要素を含めて考えるという意味の慣用表現です。
この理論によって、各国の政府や中央銀行は、経済危機などに対してより効果的な財政政策や金融政策を講じることが可能になりました。物価高やエネルギー危機が起きた際にも、景気を安定させるための有効な土台を築いた功績が高く評価されています。
〜によって= 手段・原因を表し、「それによって〜が可能になった」という因果関係を示します。〜を講じる= 「対策や政策などを立てて実行する」という意味の硬い改まった語です。〜た際に= 「〜たときに」の改まった表現で、改まった文章やニュースでよく使われます。