アメリカのカリフォルニア州で、人工知能(AI)の判断だけで従業員を解雇したり処分したりすることを禁止する新しい法律が成立しました。「ロボ上司禁止法」とも呼ばれるこの法律は、労働者の権利を守るための全米で初めての規則となります。
〜とも呼ばれる= 〜という名前や通称でも知られていることを表す。
この法律では、企業がAIを使って従業員の評価や解雇を決める際、人間の確認担当者がその決定内容を裏付けることを求めています。また、対象となる従業員に対して、AIが主に使われたことや、どのようなデータが使われたか、連絡を取る担当者はだれかを書面で通知しなければなりません。
Vる際= 〜をするとき。公式な手続きや特別な場面で使われる表現。
この法案は民主党のジェリー・マクナーニー議員らが中心となって作りました。2025年10月に州議会を通過した際は、ニュースム知事が「害のないAIの利用にまで事前通知を求めている」としたうえで拒否権を発動しました。その後、事前通知の義務やギグワーカーへの対象を外すなどの修正を行い、ニュースム知事が署名しました。
〜としたうえで= 〜という理由や見解を明確に示したあとで、次の行動をとることを表す。
この「ロボ上司禁止法」は、2027年7月1日から施行される予定です。AIを使った従業員の評価や解雇をめぐっては、2026年7月にMeta(メタ)がAIで不当に解雇されたとして元従業員から訴訟を起こされるなど、社会で大きな議論となっています。
Nをめぐって= Nという問題やトピックを中心に、意見の違いや議論が起きていることを表す。